半導体エネルギー研究所のAI:人工知能への取り組み


2017年9月
株式会社半導体エネルギー研究所



当社では、最先端技術を有する酸化物半導体について、近年着目されている人工知能(AI:Artificial Intelligence) への適用を進めています。
現在、AI技術の開発は爆発的に広がりをみせています。このように開発が活発化する中、大きな課題となっているのがAIの消費電力です。
当社の酸化物半導体技術を用いることにより、飛躍的な消費電力の低減と、演算の効率化を図ることができます。AIでは、人間の脳を模した「ニューラルネットワーク」が広く用いられています。ハードウェアで実装されるニューラルネットワークにおいてOSFET®を適用することによってアナログ演算が可能となり、従来に比べて格段に低い消費電力のエッジAI(AI搭載チップ)を実現することができます。

詳細は下記技術ページ及び、下記ニュースリリースをご参照下さい。
http://www.sel.co.jp/technology/os_ai.html
http://www.sel.co.jp/news/news/2017_05_ai.html

これらの技術を日本、そして世界に広めるために、当社は今後も展示会での出展を計画しております。その一つとして、12月11日から13日までボストンにて開催される「AI WORLD CONFERENCE & EXPO」に出展致します。
https://aiworld.com/

また、2017年6月28日から30日まで東京ビッグサイトにおいて開催された「第1回AI・人工知能EXPO」では、「酸化物半導体を用いたAI技術」についての展示を行い、ご来場頂いた方々から好評を頂きました。以下にそれらの展示品の中からいくつかをご紹介致します。

AIによるリチウムイオン電池の異常検出 ~リチウムイオン二次電池のより安全な制御システムを構築~

AIによるリチウムイオン電池の異常検出

AIを用いた、二次電池の制御システムを提案しています。
充電特性をAIに学習させて、実際の電池動作の際に、少し先の充電特性を予測させることができます。予測結果と実際の特性とを比較することにより、異常を検出し、動作を制御することにより、二次電池による事故を防ぎます。


osAI一体型イメージセンサ ~AI内蔵イメージセンサによる認識機能の向上~
AI一体型イメージセンサの概念図

AI一体型イメージセンサの概念図


結晶性酸化物半導体を用いた当社の技術は、AIに用いられるニューラルネットワークにおける演算を大幅に効率化することができます。


AI一体型イメージセンサの層構造


イメージセンサ内に画像処理ブロックを搭載しています。センサーチップ内で一定のAI処理を行うことができます。
AIにより、人、障害物、標識等を認識させることができます。



展示品では、自動車のミラーにイメージセンサの画像を用いる例を示しています。ディスプレイには当社製のフレキシブルディスプレイを用いています。

※2017年9月15日に内容を更新